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当院で扱う疾患と治療方針

1白内障

加齢により水晶体が混濁してきます。手遅れになることはありませんので、不自由がなければ手術を急ぐ必要はありません。日常生活で不自由を感じる、メガネをかけても鮮明に見えない、運転免許が更新できない、などが手術を受ける目安です。80歳以上になり、視力低下を感じるようでしたらお元気なうちに手術を受けるのも一つの考えです。
2.3mmの強膜創より行いますので(図.1)、手術の翌日から日常生活が可能です。

1)単焦点レンズ保険適用
  • 遠方にピントを合わせると、手元を見る時はメガネが必要です。
  • 手元にピントを合わせると、遠くを見る時はメガネが必要です。
  • 片眼を遠方に、もう片眼を手元に合わせると、ある程度手元から遠くまでメガネなしで見ることができます。
2)多焦点レンズ自己負担

保険適用ではなく、レンズ代が自己負担になります。

💴 片眼28〜30万円の自己負担が生じます。
  • メリットは手元から遠方までメガネなしで見ることができます。
  • デメリットは単焦点レンズに比べ、像の鮮明さがやや落ちます。
  • 手術後にどうしてもメガネをかけたくない方が適応です。
  • メリット、デメリットを説明しますので、よく聞いてからから選択してください。
図.1白内障手術 超音波で濁った水晶体を砕き除去。眼内レンズを挿入します。
2緑内障

日本での失明原因の第一位です。視神経線維が障害され、徐々に視野が狭くなります。一般に眼圧が高いケースが多く、60歳以上の18%が罹患しているといわれています。加齢現象の一種と考えられ、白内障手術を受ける方の40〜50%が緑内障を合併している報告もあります。眼圧を下降させることが進行を抑える唯一の治療手段ですので、まず点眼で眼圧を下げます。それで十分でなければ手術が必要です。

1)流出路再建術(図.2)

白内障を合併している場合は、白内障手術と緑内障手術を同時に行います。当院ではビスコカナロストミーという術式を採用しています。安全性が高く、手術の翌日から眼帯をはずして日常生活が普通にできます。

2)濾過手術(トラベクレクトミー)(図.2)

眼圧がかなり高く、点眼や流出路再建術では対応できない場合は、眼内の水(房水)を眼外の粘膜下に導く手術が必要になります。

3)毛様体光凝固術

高齢や体調不良で観血的な治療が受けられない場合はレーザ-治療を行います。

図.2緑内障手術 角膜(黒目)と強膜(白目)の境目で手術を行います。
3網膜剥離、増殖性糖尿病網膜症、網膜前膜、黄斑円孔、硝子体混濁

これらの疾患に対しては網膜硝子体手術を行います。強膜に作成した約1mmの3か所の創から細い器具を眼内に挿入して手術を行います(図.3)。

図.3硝子体手術 強膜に設けた小さな創から器具を挿入して行います。
4角膜白濁、水疱性角膜症

これらの疾患に対しては角膜移植術を行います。

1)深部表層角膜移植術(図.4)

白濁した角膜実質を切除後、透明な角膜を移植します。

2)角膜内皮移植術(図.5)

水疱性角膜症に対して行います。角膜裏面に正常角膜内皮を移植します。

図.4深部表層角膜移植術 白濁した角膜を切除・除去後、透明な角膜を移植します。
図.5角膜内皮移植術 正常な角膜内皮を、患者さんの角膜裏面に移植します。

5鼻涙管閉塞症

流涙、眼脂などの症状で支障をきたせば、涙道手術が必要になります。

1)涙道内視鏡(図.6)

閉塞が軽度であれば内視鏡で穿破し、シリコンチューブを挿入します。

2)涙嚢鼻腔吻合術(図.7)

閉塞が高度であれば鼻骨を削り、涙嚢と鼻腔をつなぎます。

図.6内視鏡下シリコンチューブ挿入術 内視鏡で閉塞部位を開け、シリコンチューブを挿入します。
図.7涙のう鼻腔吻合術 鼻骨に窓を開け、涙のうと鼻腔をつなぎます。

6翼状片

角膜(黒目)に結膜(白目)に侵入してくる状態です。乱視が強くなる、あるいは美容的な支障がでた場合は手術が必要です。病的な結膜を切除し、正常結膜を移植します(図. 8)。

図.8翼状片手術 侵入した結膜を広く切除し、正常な結膜を移植します。
7斜視

視線が左右、あるいは上下にずれて、物がだぶって見える複視が生じます。
治療は、ずれが小さければプリズム眼鏡で矯正します。ずれが大きい場合は眼筋を動かす斜視手術が必要です。当院では大人の斜視に限って治療を行っています。

8眼瞼下垂

加齢によって眼瞼が下がってくることがあります。日常生活に支障がでれば手術が必要です。眼瞼挙筋を短縮して下垂を改善します。

眼科手術一般について

手術は局所麻酔で行います。痛みのないように十分な麻酔を行います。

手術中に痛みがあれば、麻酔の追加をおこないますので遠慮なく言ってください。

いずれの手術も外来で可能です。入院もできますので希望があれば申し出てください。

院長 佐々木 究(ささき きわむ)
  • 1982年 九州大学医学部卒業 同大学眼科に入局
  • 1992年 県立宮崎病院眼科医長
  • 1994年 佐々木眼科医院開設
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